Ａさんが笑った！！！！

こんばんは★


途中まで書いていた記事が消えてしまい、また一から書き直している私です（－－；）






今日とってもうれしいことがあったので報告します！









今、私が担当させていただいている患者様の中に、Ａさんという男性の患者様がいらっしゃます。






その方は、５０歳前半という若さで、脳梗塞となり、重度の右片麻痺が後遺症して残り、右半身を自分で動かすことが全く出来ません。（BruunstromStageでⅠ～Ⅱ）




また、運動性失語があり、こちらから話す言葉は理解できるものの、発語はほとんど出来ず、



“うん”（うなずく）、

“ううん”（首を振る）、

“？”（首を傾げる）、

“あ゛？！”（切れ気味）


でしか



コミュニケーションが取れません。






Ａさんは、いつもしかめっ面をされおり、


自分の気に入らないこと（嫌な訓練ややりたくない動作）があると



舌打ちをする、

にらみをきかせる、

ため息をつく、




挙句の果てには




リハの途中で帰ろうとされ、





とっても扱いにくい　気難しい患者様でした。





（でも、梗塞部位が広範であったため、前頭葉障害によって感情も障害されているとも考えられるので、しょうがないことなのかもしれません）





また、ご家族のお見舞いなどはほとんどないらしく、受け入れ状況も悪いため、家庭復帰は難しいらしく、ご家族の方は施設入所を希望しているそうです。



まだまだ働き盛りの年齢にして思うように動かない身体になってしまった上に、


そんな背景を抱えているＡさんの心境はとても複雑なものだと思います。




そんなＡさんの笑う姿など、実習開始から５週目が終わろうとしているにも関わらず、一度も見たことはありませんでした。


（しかも、ＳＶの先生も見たことないくらい笑わないらしい）









でも、そんなＡさんが今日、初めて笑ったのです！！！！！！





中間評価の時期なので、健側の回外のＭＭＴを測っていたとき、


「Ａさん、精いっぱいの力入れて手首回してくださいね～」と言ったら





思いっきり強くひねり挙げてきました。



私も一応女の子なので、男性の健側の力にはかなわず


思わず「Ａさん！痛い！痛い～！」といったら



わざと力を強くいれていたらしく、うれしそうにニヤリと笑いました！












そのときの私の感情は












…Ａさんが笑った！！！！！！！















それはもう


















“クララが立った！！！！！！”に








匹敵するくらい感動ものでした（＊；ｖ；＊）







たしかに、“してやったり！”って感じの笑い方だったのですが、




Ａさんがそんな風に接してくれるようになったことに一番驚いています。





なんか今日は、Ａさんが私に心を開いてきてくれたように感じることができて、


うれしかったし、今まで一緒に訓練してきてよかったなと思いました。




実習の中で、本当に記憶に残る一日でした☆